/* README COPYRIGHT FUJITSU LIMITED 2018 */ mcexec に対するstrace 機能テストセットREADME (1) テストの実行方法 以下の手順でテストを実行する 1. $HOME/.mck_test_configを用意する 当該ファイルは、McKernelをビルドした際に生成されるmck_test_config.sample ファイルを $HOMEにコピーし、適宜編集する 2. make test を実行する (2) テスト項目詳細 1. Issueで報告されたテストプログラムによる確認 CT01001: Issue#923 に報告されている手順の実行 ⇒ strace が正常に終了すればOK 2. LinuxからMcKernelのユーザ空間を参照するテストプログラムを新規に作成し、 LinuxからMcKernelのユーザ空間にアクセスしても異常が起きないことを確認 した。確認内容は以下の通り。 CT02001: McKernelでmmapした領域を即座にLinuxからprocess_vm_readvで参照した とき、process_vm_readvがEFAULTでエラーとなること。 CT02002: CT02001の結果、Linuxの領域に変化が無いこと。 CT02003: CT02001でmmapした領域をシステムコール移譲でアクセスした後、Linux からprocess_vm_readvで参照したとき、process_vm_readvが成功すること。 CT02004: CT02003の結果、Linuxの領域にMcKernelのデータがコピーされていること。 CT02005: CT02001でmmapした領域をmunmapした後、Linuxからprocess_vm_readvで参照 したとき、process_vm_readvがEFAULTでエラーとなること。 CT02006: McKernelでmmapした領域を即座にLinuxからprocess_vm_writevで参照した とき、process_vm_writevがEFAULTでエラーとなること。 CT02007: CT02001の結果、McKernelの領域に変化が無いこと。 CT02008: CT02001でmmapした領域をシステムコール移譲でアクセスした後、Linux からprocess_vm_writevで参照したとき、process_vm_writevが成功すること。 CT02009: CT02003の結果、McKernelの領域にLinuxのデータがコピーされていること。 CT02010: CT02001でmmapした領域をmunmapした後、Linuxからprocess_vm_writevで参照 したとき、process_vm_writevがEFAULTでエラーとなること。 (3) 実行結果ログ result.logファイル内に実行時のログを記載する。 実行に利用したIHK/McKernelは、IA版における下記の版数相当の arm64版移植IHK/McKernelである。 IHK commit d6fcbee8cb91f9ec4b49f97c918e696ac0335aaf Author: Shiratori, Takehiro <fj0300es@aa.jp.fujitsu.com> Date: Tue Oct 16 16:25:33 2018 +0900 McKernel commit 6f9fef2b13447c74c36d15cf5ebd186f8395ccca Author: Ken Sato <ken.sato.ty@hitachi-solutions.com> Date: Tue Sep 25 10:05:41 2018 +0900 (4) 備考 特になし。 以上。