【Issue#976 動作確認】 □ テスト内容 1. Issueで報告された再現プログラムでの確認 CT_001: sigaltstackがexecve時に初期化されていることの確認 1. 自プロセスの代替シグナルスタック(ss_sp)がNULLであることを確認 2. sigaltstack()で新たに代替シグナルスタックを設定 3. execve で自身を再実行し、自プロセスの代替シグナルスタックがNULLであることを確認 CT_002: fenvの浮動小数点例外発生フラグがexecve時に初期化されていることを確認 1. fetestexcept(FE_ALL_EXCEPT)で自プロセスの浮動小数点例外の発生フラグが すべて0であることを確認 2. 0除算を実行し、浮動小数点例外(FE_INVALID)を発生させる 3. fetestexcept(FE_ALL_EXCEPT)で自プロセスのFE_INVALIDフラグが1に なっていることを確認 4. feraiseexcept(FE_ALL_EXCEPT)で自プロセスの浮動小数点例外の発生フラグを すべて1にする 5. execve で自身を再実行し、浮動小数点例外の発生フラグがすべて0であることを確認 CT_003: fenvの浮動小数丸めの設定がexecve時に初期化されていることを確認 1. fegetround() で自プロセスの丸めモードを取得し、FE_TONEARESTであることを確認 2. fesetround(FE_TOWARDZERO) で自プロセスの丸めモードをFE_TOWARDZEROに変更する 3. execve で自身を再実行し、自プロセスの丸めモードがFE_TONEARESTであることを確認 2. 既存のexecve機能に影響がないことをLTPを用いて確認 LT_001: ltp-execve01 子プロセスがexecveを実行し、正常に終了することを確認 (TPASS 1件) LT_002: ltp-execve02 rootのみに実行権限が付与された実行ファイルを、 一般ユーザがexecveした場合に失敗することを確認 (TPASS 1件) LT_003: ltp-execve03 下記の不正な引数でexecveを実行した場合、返り値と設定されるerrnoが 正しいことを確認 (TPASS 6件) LT_004: ltp-execve05 execveの標準的な動作を確認 (TPASS 8件) □ 実行手順 $ make test McKernelのインストール先や、OSTEST, LTPの配置場所は、 $HOME/.mck_test_config を参照している .mck_test_config は、McKernelをビルドした際に生成されるmck_test_config.sample ファイルを $HOMEにコピーし、適宜編集する □ 実行結果 result.log 参照。 すべての項目をPASSしていることを確認。