【Issue#998 Issue#999 動作確認】
□ テスト内容
Issue#998 で指摘された現象は、既に解消している。
これは、IKC3のサポートによりシステムコールデリゲーションの実装が変更され、
システムコール要求がキューによって管理されるようになったため取りこぼしが
発生しないようになっているためである。
Issue#999 で指摘された現象は、既に解消されている。
これは、シグナルをMcKernelからmcexecに通知するスレッドをシグナル送信元から
シグナル受信先に変更されたことによって、シグナルの通知とシステムコール要求の
順序が入れ替わることが無くなったためである。
以上により、Issue#998とIssue#999に対するプログラム修正は不要であるが、
現象が本当に解消されていることを指摘プログラムを用いて確認する。
C998+999 mcexec test_mck -s wait4 -n 3 を 1000 回(※)連続実行し、プログラムが
正常終了することを確認する。
※ McKernelの動作タイミングによって Issue#998 と Issue#999 の現象が発生したり
しなかったりしていたため、十分な繰り返しを行い、再発しない確認とする。
□ 実行手順
$ make test
McKernelのインストール先や、OSTEST, LTPの配置場所は、
$HOME/.mck_test_config を参照している
.mck_test_config は、McKernelをビルドした際に生成されるmck_test_config.sample ファイルを
$HOMEにコピーし、適宜編集する
□ 実行結果
C998+999.txt 参照。
すべての項目をPASSしていることを確認。