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/* README COPYRIGHT FUJITSU LIMITED 2018 */
McKernel プロセスへ直接送信されたシグナルによるfutex の中断機能
テストセットREADME
(1) テストの実行方法
以下の手順でテストを実行する
1. $HOME/.mck_test_configを用意する
当該ファイルは、McKernelをビルドした際に生成されるmck_test_config.sample ファイルを
$HOMEにコピーし、適宜編集する
mcreboot.shのオプションには-Oを付与すること
2. run.sh内のSTRESSBINにストレステストセットのパスを設定する
3. patch/1029.patchを適用し、ビルドしたMcKernelを用意する
4. make test を実行する
(2) テスト項目詳細
1. ストレステストを用いた確認
ISSUE01: futex_wait()で待っているプロセスをKILLシグナルで終了させても問題がないこと。
→ 全てSUCCESS で、McKernel上にプロセスとスレッドの残留が無ければOK
2. 基本動作確認
schedule()実行時のコンテキストスイッチ前thread(prev)と、
runqに積まれている実行待ちthreadの状態の以下の組み合わせで、
schedule()が想定どおりの動作をすることを確認する。
◆prevがidleのケース
CT_001: runqが空
⇒ コンテキストスイッチを行わない
CT_002: runqに実行待ちのthreadが存在し、且つ、そのthreadが1度も実行状態になっていない
⇒ 非idleのthreadにスイッチする
CT_003: runqに実行待ちのthreadが存在し、且つ、そのthreadが実行状態になったことがある
⇒ 非idleのthreadにスイッチする
◆schedule時点で当該CPUのCPU_FLAGS_NEED_MIGRATEが活性化しているケース
CT_004: runqが空
⇒ idleにスイッチする
CT_005: runqに実行待ちのthreadが存在し、且つ、そのthreadが1度も実行状態になっていない
⇒ idleにスイッチする
CT_006: runqに実行待ちのthreadが存在し、且つ、そのthreadが実行状態になったことがある
⇒ idleにスイッチする
◆prevがidle以外で、statusがPS_EXITED以外:
CT_007: runqが空
⇒ idleにスイッチする
CT_008: runqに実行待ちのthreadが存在し、且つ、そのthreadが1度も実行状態になっていない
⇒ 非idleのthreadにスイッチする
CT_009: runqに実行待ちのthreadが存在し、且つ、そのthreadが実行状態になったことがある
⇒ 非idleのthreadにスイッチする
◆prevがidle以外で、statusがPS_EXITED:
CT_010: runqが空
⇒ idleにスイッチする
CT_011: runqに実行待ちのthreadが存在し、且つ、そのthreadが1度も実行状態になっていない
⇒ idleにスイッチする
CT_012: runqに実行待ちのthreadが存在し、且つ、そのthreadが実行状態になったことがある
⇒ idleにスイッチする
(3) 実行結果ログ
result.logファイル内に実行時のログを記載する。
実行に利用したIHK/McKernelは、IA版における下記の版数相当の
arm64版移植IHK/McKernelである。
IHK
commit d6fcbee8cb91f9ec4b49f97c918e696ac0335aaf
Author: Shiratori, Takehiro <fj0300es@aa.jp.fujitsu.com>
Date: Tue Oct 16 16:25:33 2018 +0900
McKernel
commit 6f9fef2b13447c74c36d15cf5ebd186f8395ccca
Author: Ken Sato <ken.sato.ty@hitachi-solutions.com>
Date: Tue Sep 25 10:05:41 2018 +0900
(4) 備考
特になし。
以上。