@ -809,6 +809,11 @@ do_signal(unsigned long rc, void *regs0, struct thread *thread, struct sig_pendi
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regs->gpr.rip = (unsigned long)k->sa.sa_handler;
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regs->gpr.rsp = (unsigned long)usp;
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// check signal handler is ONESHOT
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if (k->sa.sa_flags & SA_RESETHAND) {
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k->sa.sa_handler = SIG_DFL;
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}
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if(!(k->sa.sa_flags & SA_NODEFER))
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thread->sigmask.__val[0] |= pending->sigmask.__val[0];
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kfree(pending);
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91
test/mng_mod/issues/1031/README
Normal file
91
test/mng_mod/issues/1031/README
Normal file
@ -0,0 +1,91 @@
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【Issue#1031 動作確認】
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Issue#1031が解決され、既存機能に影響がないことをIssueで報告されたテストプログラム(1項目)と、
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McKernelでのsigaction()の基本動作確認(10項目)の計11項目のテストによって確認した。
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なお、各テストの実行結果は./result.log として格納している。
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①Issueで報告されたテストプログラムによる確認
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・Issue#1031
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報告で使用されたテストプログラムを用いて、現象が再現しないことを確認した。
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実行時の出力を./result.log に記載している
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②McKernelでのsigaction()の基本動作確認
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以下の内容で、Issue#1031による変更が既存機能に影響しないことを確認した。
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基本動作確認の詳細を以下に示す。
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1. テストの実行方法
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以下の手順でテストを実行する
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1. Makefileの変数MCK_DIRの内容を、McKernelがインストールされているディレクトリに変更する
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2. sh make test を実行する
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2. テスト項目
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CT_001: SIG_RESETHAND 指定時の動作
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1. SIG_RESETHANDを指定したsigaction()でSIG_USR1にハンドラを設定
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2. 自身にSIGUSR1を送る
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3. 1.で登録したハンドラが呼び出される
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4. 自身にSIGUSR1を送る
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5. 1.で登録したハンドラが呼び出されず、プロセスが終了する
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CT_002: SIG_RESETHAND 未指定時の動作
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1. SIG_RESETHANDを指定しないsigaction()でSIGUSR1にハンドラを設定
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2. 自身にSIGUSR1を送る
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3. 1.で登録したハンドラが呼び出される
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4. 自身にSIGUSR1を送る
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5. 1.で登録したハンドラが呼び出される
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CT_003: SIG_RESETHANDO 指定ハンドラへの上書き登録時の動作
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1. SIG_RESETHANDを指定したsigaction()でSIG_USR1にハンドラを設定
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2. SIG_RESETHANDを指定しないsigaction()でSIG_USR1にハンドラを設定
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3. 自身にSIGUSR1を送る
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4. 2.で登録したハンドラが呼び出される
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5. 自身にSIGUSR1を送る
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6. 2.で登録したハンドラが呼び出される
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CT_004: 複数のsig_numへのハンドラ登録時の動作
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1. SIG_RESETHANDを指定したsigaction()でSIG_USR1にハンドラを設定
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2. SIG_RESETHANDを指定したsigaction()でSIG_USR2にハンドラを設定
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3. 自身にSIGUSR1を送る
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4. 1.で登録したハンドラが呼び出される
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5. 自身にSIGUSR2を送る
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6. 2.で登録したハンドラが呼び出される
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7. 自身にSIGUSR1を送る
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8. 1.で登録したハンドラが呼び出されず、プロセスが終了する
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CT_005: 複数回(非上書き)のSIG_RESETHAND 指定時の動作
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1. SIG_RESETHANDを指定したsigaction()でSIG_USR1にハンドラを設定
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2. 自身にSIGUSR1を送る
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3. 1.で登録したハンドラが呼び出される
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4. SIG_RESETHANDを指定したsigaction()でSIG_USR1にハンドラを設定
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5. 自身にSIGUSR1を送る
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6. 4.で登録したハンドラが呼び出される
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7. 自身にSIGUSR1を送る
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8. 4.で登録したハンドラが呼び出されず、プロセスが終了する
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CT_006: 設定中のハンドラ情報の取得 (上書き時)
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1. SIG_RESETHANDを指定したsigaction()でSIG_USR1にハンドラを設定
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2. sigaction(SIGUSR1, NULL, &act) で設定情報を取得
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3. SIG_RESETHANDを指定しないsigaction()でSIG_USR1にデフォルトハンドラを設定
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4. sigaction(SIGUSR1, NULL, &act) で設定情報を取得
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CT_007: 設定中のハンドラ情報の取得 (デフォルトに戻った時)
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1. SIG_RESETHANDを指定したsigaction()でSIG_USR1にハンドラを設定
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2. 自身にSIGUSR1を送る
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3. 1.で登録したハンドラが呼び出される
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4. sigaction(SIGUSR1, NULL, &act) で設定情報を取得
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CT_008: 不正なsig_numへのハンドラ登録
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1. 範囲外(上限、下限)のsignumへのハンドラ登録
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2. SIGKILL, SIGSTOPへのハンドラ登録
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CT_009: SIGKILL, SIGSTOPのハンドラ情報の取得
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1. sigaction(SIGKILL, NULL, &act) で設定情報を取得
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2. sigaction(SIGSTOP, NULL, &act) で設定情報を取得
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CT_010: sig_numの有効確認
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1. sigaction(SIGUSR1, NULL, NULL) で有効かどうかを確認
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2. sigaction(SIGKILL, NULL, NULL) で有効かどうかを確認
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3. sigaction(SIGSTOP, NULL, NULL) で有効かどうかを確認
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3. 結果
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テストプログラムの実行結果をresult.log に示す。
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上記の11項目がPASSしていることを確認した。
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